世界史上最も危険で儚い場所「キャバレー・ヴォルテール」
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その場所は今ではカフェに姿を変え、しかし尚も当時の「魔法」が消えることなく新しい文化を静かに、確実に生み続けている。そして此処こそが「DADA」の拠点の場所なのだ。

つまり昨日言った「今一番エナジーを得ることができる場所」が此処ってわけだ。

その建物は周囲が坂道だらけの場所に位置するため、一階からも2階からも入ることができる。一階と地下にはギャラリースペースがあり、ちょっとサイケデリック的な作品を観ることができる。それでも「DADA」発祥の場所だけあって、国立美術館よりも「DADA」に関する資料が多く並んでいる。

二階には極シンプルなバーカウンターがあり、しかしセミオートの3連エスプレッソマシーンが使われているところは、文化を作り上げてきた「DADA」の貫禄を現しているようだ。
その奥にはイベントスペースがあり、1918年の「ダダ宣言」が行われた場所が此処である。

内面も外面も当時の面影を頑なに残しながら新化した「キャバレー・ヴォルテール」
ここから「チューリヒ・ダダ」が造り上げられ、ニューヨーク、ベルリン、ケルン、パリ、日本などに発信されたと思うと、なんだかチューリヒという街がまだまだ大きな可能性を隠していると思ってやまない。
それともその新たな文化のストーリーは、もう既に始まっているのかもしれない。「DADA」と共に・・・。
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↑ここがイベントスペース。今、壁一面を飾っている絵は「エイリアン」をデザインしたスイス人アーティスト、「H・R・ギーガー」の作品です。
彼もまたDADAが原点で誕生した「シュールレアリズム」の参加者なんです。