そう、そこは最も危険な雰囲気のカフェ。
そしてそれを乗り越えた者だけが味わうことのできる究極のエスプレッソなのだ。。。

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↑ 恐怖で手が震えていたので、かなりブレています。すみません・・・。

外からは店の明かりが如何にも怪しく漏れていて、それがウーハーの振動と重なり、恐怖感で満ちている。
それでも店に入ってしまったのは、今思えば不思議だ。
きっと何かの魔術にもかかってしまっていたのだろう、俺は無意識に入ることを決断していた。

店内に入ると、洞窟のような空間と壁の造り。しかもそれにテクノ的な要素もコラボしている。

「なんて恐ろしいトコなんだ・・。」

壁側の背の高いテーブルとイスには、それ系の黒人がたまっている。
カウンターの中はと言うと、これまた娼婦的レズビアンにしか見えない女が俺を睨んでいる。

「エスプレッソください。」

そう言い放ち、俺はすぐさま誰も居そうにない奥の席へと移動する。
そこは明らかに隠れ家だった。
そのテーブル、そのソファ、その大仏。。チャイニーズマフィアにでもなった気分だ。
しばらくしてエスプレッソが運ばれ、その直後俺は恐怖から解放されたのだ。。

そう、このエスプレッソは最高だった。
エスプレッソに相応しい、充分に厚みのあるカップに注がれたそれは、美しいとしか言いようがないクレマを水面に覆い、口に含む前から大きな期待を俺に押し付ける。

絶妙な酸味とコクのバランス。カタカナで表現するならば、キュート&ナチュラルだ。

こうして俺は最高のエスプレッソを手に入れた。
ちょっとキツそうな店員さんも、実はすごくいい人で丁寧なサービスをしてくれました。
バイヤーに見えた黒人も、無害どころか店を出るころには優しい目になってました。


もしかすると、これも全てこのカフェが持つ魔力なのかもしれない。。。。