ヨーロッパのクリスマス。俺はそれを結構気に入った。

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だって、どの街に行ったって、広場には大きくて奇麗なツリーがあるし、
教会の前にはたくさんのクリスマスマーケットで賑わっているからだ。

日本にいた頃の俺は、南新宿のイルミネーションが大好きだった。
独り寂しく歩いていても、大好きな彼女と手を繋いで歩いても
いつだって厳しい東京の冬の中、少しだけの温もりを感じることができた。
でも何故だろう、クリスマスが近づくってだけで人はみんなそれぞれのストーリーを作り出していく。
ときにセンチメンタルに、ときには最高の愛の物語を。

そして今年の俺は、何故かこのクリスマスが自分にとって重要な鍵になるような気がしてならない。
それならそれで、俺は今年のクリスマスを大切にしようと思っているし
自分がこの冬、生きていたっていう証を写真に残していこうと思うんだ。

それは人々の幸せなクリスマスの風景だったり
広場に立つ大きなクリスマスツリーであったり
そして俺が感じた全てだったりする。

それが年末の忙しい時期、数少ない休みに電車に乗って旅をする理由なのだ。
そうして辿り着いた街は、いつだって身を切るように寒い。
だから俺は温かいオレンジジュースを飲み、手を繋ぎ
ホットワインを一口もらう。
揚げたてのチュロスや、チョコレートでコーティングされたフルーツを食べながらね。

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そうやって今年のクリスマスを必死に楽しみながら、
俺はいつだって願っている。
君の幸せってやつをね。

だからもしも君がこの冬、寂しい夜を過ごすことがあるんなら
迷わず、俺のストーリーに参加するといい。

温かいものは、いつだってそこにあるのだから。